白内障手術の問題点

白内障手術は、手術器具の進歩により、大幅にリスクが軽減され、一般にはそれほど難しい手術ではないと言われています。

しかし、100%安全が確保されている手術などありません。

白内障の手術の問題点も知っておくことは大切かと思います。

時々耳にするのは、手術中の出血です。

手術は眼圧を出来るだけ一定に保つようにして行いますが、器具を抜いたりすると、その瞬間、眼球の内圧が減ってしまいます。

このとき、たとえば眼底に何らかの問題を抱えている人や糖尿病の人、あるいは強い動脈硬化のある人など、眼底で血管が破れて出血することがあるのです。

小さな出血であれば良いのですが、大きな出血になると、中の硝子体や網膜迄が圧迫されて傷口から押し出されてしまうこともあるようです。

このような現象は特に傷口が大きいほど起こりやすく、これを駆逐性出血というそうですが、一昔前の手術では、数百件に1件くらいの割合で起こっていたそうです。

ただ現在のレーザーを使った手術では、傷口がとても小さくてすむので、内圧が安定していれば、ほとんど心配はないそうです。

また、後嚢が破れてしまうこともあります。

核を吸引している最中に、後嚢を引っかけてしまうと、薄い膜なので、少しのことでも破れやすいのです。

白内障手術はとても繊細な手術で、熟練の技が要求されるというのは、この辺にあります。

万が一後嚢が破れたときには、次の対策を講じなければなりません。

具体的には虹彩の根元のところにレンズを入れ嚢外固定をします。大抵はこれで事無きを得るようです。

しかし、この処理がうまくいかないと、硝子体が後ろから出てきしまったり、残っていた核が眼底に落ちてしまうといった事故が起こることもあるようです。

こうなると、非常に難しい事態に陥ることになります。いったん傷口を閉じて、大きい病院で再手術をすることもあるようです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です