白内障の進行スピード

白内障は45歳ころから発症する率が高く、年齢を重ねるにつれて割合が増加していきます。

白内障の進行のスピードは、個人差がありますが、一般的に10年、20年とゆっくりと進行していくといわれています。

高齢で発症した場合、死ぬまで白内障に気づかないということもあるそうです。

また、日本で主流の白内障の進行を遅らせるカタリン点眼液などを使えば、よりその進行のスピードが遅くなっていきます。

しかし、例外もあります。れは他の病気との合併です。

たとえば、アトピー性皮膚炎が原因で白内障になるケースがあります。

加齢性白内障と違い、若年者に発生することが多いと言われます。

そして、普通の白内障が水晶体の外側から始まるのに対し、アトピー性白内障においては、水晶体の中央部から白濁が始まることが多いので、

比較的早くから視力障害や目のかすみやなどを訴えることが多くなります。

また進行が速かったり、点眼薬が効かないということもあるようです。

同じように、糖尿病が原因で白内障になるケースも、普通の白内障に比べて進行が早くなることがあります。

それは血糖コントロールができないからです。

血糖コントロールがうまくできないと白内障の進行も早くなってしまうのです。

ですから、白内障を発生させないために、そして白内障を発生させてしまったとしても、その進行スピードを抑えるために、血糖コントロールが欠かせないことになります。

 

白内障の理由

白内障の理由の多くは、加齢が原因と言われます。

つまり老化現象のひとつで、誰がなってもおかしくありません。

この老化の進行を加速させる要因に、酸化ストレスがあると言われます。

私たちが生きていくためには、酸素が必要ですが、この酸素が体に悪さをすることがあるのです。

呼吸により酸素は体内に取り込まれます。

すると取り込まれた酸素の約2%程度が「活性酸素」と呼ばれる極めて不安定な物質に変化します。

この活性酸素は悪いものではなく、外敵から体を守るという重要な使命を果たしています。

ところが、何らかの原因で大量に活性酸素が発生するとやっかいなことが起こります。

それは、自らの体を攻撃してしまうということです。

この結果、体は大きなダメージを負ってしまうのです。そして、これが老化を加速させる大きな原因になっているのです。

若いときは、天然の酸化防止剤であるカルノシンという物質が体内で作られるために、活性酸素の悪さを防いでくれています。

しかし、加齢とともに、このカルノシンの精製が減少し、活性酸素の悪さを食い止めることができなくなっていくのです。

そして、このことが白内障の大きな原因のひとつではないかと考えられているのです。

体内のカルノシン濃度が減少し、水晶体の酸化を抑えることができなくなり、白内障へと進んでいくというわけです。

白内障の症状

白内障症状と言うと、目がかすんだり、光がまぶしく感じたりということから始まって、やがて水晶体が白く濁りだし、視力がだんだん衰え、最後には目が見えなくなっていきます。これらの症状は急激に起こるというよりも、個人差はありますが、一般的にはゆっくり進行していきます。もう少し詳しく白内障症状を調べてみると、白内障の進行状況によって、整理することができるようです。

初期段階

白内障の初期のころは、自覚症状がほとんどないようです。本当なら、この初期の段階で治療を始めることができるならベストなんでしょうが、自覚症状がないので、白内障であることになかなか気づけず、そのまま放置してしまう人が多いようです。

初期の段階で自覚症状がないのは、白内障が水晶体の周辺部から濁り始めることが多いからで、中心部の核に影響がないと、自覚できる症状がなかったり、あるいは症状があっても、目の疲れ程度と思ってしまうことが多いようです。

第二段階

ところが、白内障が次の段階に進むと、はっきりと自覚症状がでてきます。たとえば、物がぼやけて見えたり、かすんで見えたり、時には二重になって見えたりすることもあるようです。さらに、明るいところで光が異常にまぶしく感じたりもします。これは水晶体が濁ることで、光が乱反射を起こしたり、うまく焦点を合わせることができなくなるからです。この段階になりますと、生活にも支障をきたすようになります。

第三段階

さらに次の段階に進行すると、水晶体の白濁がすすみ、見た目にもそれがわかるようになります。そして、まぶしさやぼやけた感じはよりひどくなっていきます。視力もぐんと低下し、0.1以下にまで落ちてしまいます。

第四段階、

もし、白内障を治療せずにそのまま放置しておくと、白内障の最終段階に進んでいきます。最終段階になると、光の明暗しか判別できない状態になってしまいます。現在日本で失明している人口のうち、白内障が原因での失明率は50%、つまり二人に一人が白内障が原因だそうです。

 

内障の初期症状のチェック方法 白内障は初期であればあるほど、治療の効果が上がります。しかし、初期の段階では自覚症状があまりないということで、発見が遅れます。そこで、白内障の初期症状をチェックする方法を考えてみましょう。最近、目の疲れがなかなかとれない人などは、参考にしてみてください。

1 視力の低下 

細かい文字がだんだんと見えにくくなります。老眼と間違えられやすいのですが、老眼と違い、白内障の場合は、眼鏡をかけてもよく見えません。

2 まぶしい

電灯や太陽の光を見たとき、まぶしく感じます。まぶしさの感じがこ今までとは違い、とても気になります。夜間の車の運転などでは、対向車のライトがまぶしくて運転しにくくなります。

3 かすみ 

目の前のものが、まるで霧がかかったようにかすんで見えます。

4 二重に見える

物が二重、ときには三重に見えます。これは水晶体の核と周辺の光の屈折率が違うからです。

5 明るいのに見えにくい

水晶体が濁り、光が目に入る量が減るために、暗いところはなおさら、明るいところでも、物が見えにくくなります。

 

白内障で困ること

白内障を発症すると、ゆっくりと、しかし確実に目が見えなくなっていきます。

ですから、一度発症してしまうと、それを放置することはできません。

そもそも、白内障を発症するといろいろな困ったことが生じてきますので、そのまま放置していられなくなると思います。

白内障の進行の程度は、水晶体の濁りの程度によって分けれます。

自覚症状のない初発白内障の第一段階。

目がだんだんかすみ始める未熟白内障の第二段階。

水晶体が白く濁りだし、視力が0.1以下になる成熟白内障の第三段階。

そして明暗しか分からない過熱白内障の第四段階の四つです。

第一段階では自覚症状がまだありませんから、特に困ることはありません。

白内障は、水晶体の周辺部の皮質と呼ばれるところから濁り始めることが多く、中心部の核が透明なので、視力の低下もありません。

ところが、第二段階に進むと、物がぼやけはじめたり、かすんだりするようになります。

さらに、水晶体が乱反射を起こし、光がまぶしく感じられるようになります。

この段階になりますと、生活にも支障をきたすようになります。

さらに第三段階になると、水晶体の白濁がすすみ、見た目にもそれがわかるようになります。

視力は0.1以下にまで低下し、まぶしさやぼやけた感じはよりひどくなっていきます。

このまま放置すればやがて失明することになりますが、そうなる前に普通は手術を受けることになるでしょう。

 

白内障ってどんな病気?

白内障とは、水晶体が濁って目がぼやけたり、視力が低下する目の疾患です。

水晶体というのはカメラの凸レンズのような働きをする器官で、目に入ってくる光を曲げてピントを合わせ、網膜に画像がキレイに表示されるようにしています。

ですので、その水晶体が濁ると、光が網膜にちゃんと届かなくなったり、乱反射によって正しい像が網膜に結べなくなります。

その結果、目がぼやけたり、視力が低下したり、そのまま放置していれば、やがては明暗しかわからなくなってしまいます。

白内障患者は全国に130万人以上いると言われます。

また、日本においては女性のほうが男性より白内障になる比率が高く、男女比では1:3の割合になっているそうです。

通常、白内障の主な原因は加齢と言われます。

老化とともに体内から天然酸化防止剤であるカルノシンが失われていきます。

このカルノシンというのは、体の諸器官の酸化を抑制するとても重要な役割を担っています。

ところが加齢とともにカルノシンが減少してしまうので、過度の酸化がおこり、タンパク質が破壊され変性し、ついに白内障へと進んでいくのです。

ただ、糖尿病の疾患などがあると、水晶体の変性が速くなり、30代、40代でも白内障症状が起こることもあります。

白内障の治療には、現在点眼薬と、手術という二つの方法が行われていますが、点眼薬は白内障の進行を遅くする程度の効果しか期待できません。

したがってやがては失明してしまいますので、最終的には手術をすることになります。

手術自体は比較的簡単で、リスクも少なく、日帰りで帰ることができます。

しかし、数年前から欧米では白内障に効果のある目薬が開発され、日本でもインターネットなどを通して、購入することができるようです。